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北欧の高福祉国家 ヒトへの投資とサポートで国民性を育む循環型社会

北欧の高福祉国家 
ヒトへの投資とサポートで国民性を育む循環型社会
 そのため、高福祉国家=幸福というイメージもあり、ますます北欧の高福祉国家は注目を浴び続けています。そこで今回は、北欧諸国では実際にどんな福祉が受けられるのかを福祉の循環と国民性というテーマでご紹介したいと思います。早速、ご覧ください。

無料で大学まで行ける!手厚いサポート 人への投資

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 まず、公共サービスについてお伝えします。これらは北欧の高福祉国家ノルウェーデンマークスウェーデンフィンランドのいずれの国も同じ福祉サービスを提供しています。具体的な福祉サービスとは、医療、教育、介護、老後の4点セットです。なんと医療費と教育費は無料。ケガをしても病気になっても無料で治療が受けられます。もし何かあった時に助けてもらえる安心があり、妊娠にかかる医療費も無料です。妊娠してから出産、産後まで無料でサポートしてくれます。
 また、教育でも義務教育はもちろんのこと、私学を含んだ大学まで無料で通うことが可能です。介護や年金もしっかりとサポートしてくれるので、こうした北欧諸国の手厚い福祉は、国家の立場から見るとヒトへの投資です。国民を育て、守る、大切にしている表れです。もちろん、国が提供するサービスの裏には、国民が負担する税が存在します。その使い方として、ヒトのために使っている実感があるということが福祉国家の特徴です。

負担が重くても自分たちに返ってくる循環型公共サービス

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 国民が税金を払って、国が国民のために税金を使うという循環。では、いったい北欧諸国の人々は税金をいくら払っているのでしょうか。実は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、北欧の高福祉国家では、国民負担率は6割前後がほとんどです。自分の所得のおよそ60%をお国に納めています。もちろん日本も社会保障に力を入れていますが、日本の国民負担率4割弱です。驚くことに、それでも北欧では政府への信頼は厚く、投票率は80%前後を維持し、政府への支持をし続けています。この点も北欧諸国の特徴といえ、国民は高い税金でも不満よりも政府を支持していることが分かります。理由は、やはり自分たちの負担が自分たちのためになっていること、ヒトへの投資、循環だからでしょう。使途がよく分からない使い方だったり、無駄遣いしている政府だと不満ばかり募りますが、しっかりと人にお金を使うことで信頼関係を維持できています。
 もちろん、自分が支払った税金や保険料が自分のために使われるのではありません。自分の支払いが自分たちのために使われていることに納得しているということです。国民心情には「今まで無料で学校に通えたのは他の誰かのおかげだったり、医者でなくても自分の家族や友人を助けることに繋がっている」という想いがあるからこそ、負担が重くても納得して賛成票を投じ続けているということです。こうした心理的な面も高福祉国家の特徴です。北欧諸国では共生や思いやりの心が育つようになっているといえます。

北欧の国民性は共生、思いやり

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 実は、老後に国民年金を1円ももらえない人がいます。高取得者です。彼らは「他の誰かが幸せに暮らせるなら、見返りがなくてもいい」という考えがあります。自分たちが受けた教育や医療に恩を感じ、他者との共生の考え方が国家全体でしっかりと育まれています。しかし、不満を持つ人もいます。ただし、国民年金は、国民に最低限必要な生活を送るためのお金という知識が国民に広く行き渡っており、頭でもわかって理解されています。そのため、感情で不平不満を愚痴るのではなく、合理的に判断する傾向にあります。教育を手厚くすることで知識や理解度が一定以上の水準を保地、人間性だけでなく、頭の良し悪しによる理性、合理性といった成熟度の高さも伺えます。
 

まとめ・人と国の循環が高福祉国家らしさ

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 高福祉で無料だからそのまま輸入すればいいとはいえません。やはり、国民の納得が必要です。北欧では投票率80%で賛成多数で可決され続けているという事実が強みといえます。国民が納得している。そこには、北欧諸国の国民性、思いやり、共生がベースに存在しています。偽善だなんだと思ってしまえばそれまでですが、たしかにそういう国民性は存在するという事実は否定しても仕方ありません。しっかりと国民全員が教育を受けられることで心理面だけでなく、賢さ、理解力も育つ。その結果、他者を受け容れることや理解ができないことでの否定も少ないのでしょう。人と国が循環する北欧諸国をご訪問してみてはいかがでしょうか。